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必須アミノ酸

必須アミノ酸とは、体内で合成できないため、食事として摂取することが必須であるアミノ酸のことです。生合成経路が長く、合成に必要となる酵素(これもアミノ酸で出来ています)も多いので体内で合成するよりも食事として摂るほうが有利であるからとも考えられています。

必須アミノ酸は、ロイシン、イソロイシン、バリン、リジン、トリプトファン、スレオニン、メチオニン、フェニ−ルアラニンの8種類に、主として小児期に不足するヒスチジン、アルギニン(準必須アミノ酸)を加えて9種または10種とすることがあります。

必須アミノ酸は食品から摂らなければなりません。ではどんな食品をどのくらい摂ればいいのでしょうか。その基準になるのが必須アミノ酸の含有量で食品を評価したアミノ酸スコアと呼ばれるものです。

食品に含まれるアミノ酸の組成は食品ごとに異なります。アミノ酸スコアとは人体が必要とする必須アミノ酸量に対し食品の必須アミノ酸含有量を評価したものです。アミノ酸スコア100という食品は、必須アミノ酸9種類すべてが100%以上含有されている理想的なアミノ酸組成を持つ食品のことです。代表的なアミノ酸スコア100の食品としては、牛乳、牛肉、卵、鶏肉、豚肉、鮭などがあげられます。

必須アミノ酸は、摂取したもののうち、最低の摂取量だった必須アミノ酸のレベルでしか他の必須アミノ酸も活用されない性質があります。これを最小律といいます。たとえば、アミノ酸スコアが42の小麦は、リジンという必須アミノ酸が42%しか含まれていません。(このような一番含有量が少ない必須アミノ酸を「第一制限アミノ酸」と呼びます)このため、小麦では、他のアミノ酸がいかに多く含まれていても、42%分しか活用できないので、他の食品から必須アミノ酸を摂取する必要があるということになります。

必須アミノ酸は、それぞれ、成長促進、神経伝達、免疫、代謝、抗うつなど体内で固有の重要な働きをする栄養素です。偏った摂取をすると十分に機能することが出来ません。アミノ酸スコアを考慮してバランスのよい摂取を心掛けましょう

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